量産職人のuomachi日記

東京から三重に移住してきた紳士革小物量産職人のブログです

2020-01-01から1年間の記事一覧

量産職人周辺の職人話

荷物の着荷まで時間が出来たので久しぶりのブログです 今回は革製品の量産職人周辺の職人さん(関東)の話をしようと思います。 今から書くことは私が直接、見たり聞いたり(本人・人づて)したことを 自分なりに解説してるんで大分、偏ってます。 なので「へ…

紳士革小物量産職人的色々な考察(偏ってるので 気を付けてください)

最近、品物の傾向を見るとコンパクト財布の需要が増えたように感じる。コンパクトと言ってもシンプルではなくミニマムだが機能的といったモノが好まれてるようです 作る方からするとコンパクトな時点で単価は安くなるので(サイズが大きい方がやはり単価は高…

量産職人とは?

今回は、量産職人について私なりに説明いたします ※これは本当に人それぞれ解釈あると思います。 あくまでも私個人の解釈ですのでご了承ください 量産職人とは 「支給された材料を使い依頼者より指示された製品を一定数量 決められた期限内に製造し納品する…

嬉しことありました

現在、会社の業務とは別に個人的に企ててることがあります。 それは「全て三重県産の素材を使い三重県在住の職人が製品をつくる」です 三重県は素材の宝庫なので三重県に移住する前から考えておりました。 移住してきてから色々とお声がけし、今のところ伝統…

量産職人的考察⑤ミシン

今日はミシンについて量産職人視点で書いていきます ミシン(機械)につて詳しく知りたい方は検索すれば情報出てくると思うので 調べて見てください。 ではざっくりですが革製品に使用するミシンは工業用ミシンになります。 ①機構の種類でいくと「下送り」「…

量産職人的考察④ホットメルト

今日は「ホットメルト糊付け機」です (個人的な考察です 私の経験上の話です ご理解ください) ホットメルトご存じない方は「ホットメルト 革」で検索されれば 出てくると思います。 「端的に言うと固形ノリを温めて液状化して溶けたノリをローラーでつける…

量産職人的考察③両面テープ

今回は両面テープです ノリに次いで使用頻度多いです メーカーで言うと福岡クロスの「マルコポーロ」使ってるとこが多いと思います 2㎜~150㎜まで使ってます 100㎜以上は基本在庫無いですね 両面テープが万能だったら全部両面テープで済ませたいですねw だ…

量産職人的考察②ゴムノリ等々

今日はゴムノリ・ボンドです(ゴムノリメインになると思います) ※これから書くのは個人の考えなのでご了承ください 乱文です 簡単に説明するとゴムノリもボンドも両面に塗って乾かしてから圧着です ちなみにゴムノリは1日ぐらい放置しても付きますけどボン…

量産職人的考察①ノリ → サイビ

私的なノリの考察です 今日はサイビ600について私なりの考察です 簡単に言うとサイビは片面でつく接着剤ですね 水分飛んじゃえば剥がれません 難点は扱い慣れないと使うのが難しいのと、ちゃんとついてたら絶対剥がれない事です(これは良くも悪くもです…

革職人は多種多様

革職人は本当に多種多様です 私が働いていた東京都東部(荒川・台東・墨田・足立)は本当に多くの革職人さんがいらっしゃいました。ざっと私がお会いしたことのある職人さん書き出します (量産職人さんです) ①原皮屋さん(僕お会いしたのは豚皮の原皮屋さ…