量産職人のuomachi日記

東京から三重に移住してきた紳士革小物量産職人のブログです

革職人は多種多様

革職人は本当に多種多様です

私が働いていた東京都東部(荒川・台東・墨田・足立)は本当に多くの革職人さんがいらっしゃいました。ざっと私がお会いしたことのある職人さん書き出します

(量産職人さんです)

 

①原皮屋さん(僕お会いしたのは豚皮の原皮屋さんです 9割輸出してるそうです

②タンナーさん(現在は廃業されてますけど荒川区に渋革のタンナーさんあったんです

③染色屋さん(現在は廃業されてます タンニン革専門の染色屋さんでした

④型押し屋さん(半裁に型押ししてくれます 型がデカい

⑤ベタ漉き屋さん(バンドナイフの構造面白かった ピアノの鍵盤みたい

⑥裁断屋(革)さん(クリッカー4台あったな 

⑦裁断屋(生地)さん(抜型が汚いと叱られました

⑧皮漉き屋さん(革じゃなく皮表記の会社さん多かったな

⑨押印屋さん(箔押しもやられてますね後、刻印作成の仲介とかもやられてました

⑩紳士革小物屋(私がやらせてもらってる仕事です

⑪紳士鞄屋さん

(トランク・アタッシュケースですね 現在進行形でやってる方は存じないですね

⑫袋物屋さん

(ハンドバッグですね 一緒に仕事させてもらってました 

 ただハンドバッグも牛とエキゾチックレザーは職人さん違いますね

靴屋さん(色んな職人さんいました 個性強めでした 靴は工程ごとに職人さんいまね

⑭ベルト屋さん(ベルトの帯を抜型で抜くのを初めて見た 曲がったやつ

⑮部品屋さん

(部品に飾り縫いとか部品単品をつくられてました コンピューターミシンでした

 

先ほども書かせてもらいましたがここに書かせてもらったのは

量産ベースでやられてる職人さんです。

皆さん縁の下の力持ち精神で頑張られてます(ました)

 

でも正直、高齢の方が多いです(65歳以上)

後、5年以内に量産職人さん大分減ると思います。

 

そんな時にしっかり活躍できるよう量産職人として

日々研鑽を積んで行きたいと思います